現在の位置 : ホーム > 健康づくり推進に関するお知らせ > 都地区 健康づくりの会 ツボ教室

都地区 健康づくりの会 ツボ教室

健康づくり推進に関するお知らせ

更新日:2015年08月25日

8月23日(日)に文化スポーツセンターにおいて、都地区健康づくりの会の方々がツボ教室を開催されました。

中尾の鍼灸院の院長である黒澤先生をお迎えしました。

最初にツボやお灸についてのお話を聞き、実践に移しました。

座学にて

座学

 

 

 

 

 

 

 

①ツボってなんだろう

人間の体には反応点というものがある。痛いところ、くぼんでいるところを治療する。怪我とは違い見えないが、押すと良くなる。3千年前に中国から発祥しました。

人間には<痛・冷・圧>のツボがある。特に末端に多く、ここを刺激するとボケにくい。爪楊枝2本で肩を刺激してみるとわかる人とわからない人がいました。

006

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②痛みのシステム

疲労物質→→固くなる→→血流が悪くなる※→→疲労物質・・・・・の繰り返し

  ↑↑

乳酸がたまる。ここでお灸をしておけば痛くならずに済む。

疲労物質は、白血球のマクロファージが食べてくれる

※血流が悪くなってから治すと、お金も時間もかかる

③お灸を知ろう

色々なお灸を見せてもらいました。

ツボに効果が高いものは、点灸、塩灸、台座灸などです。

④なぜ効くのか

皮膚の奥に小さなやけどを作るため、体内で白血球が増えて治そうとするためだそうです。

血液の中には白血球(体内の悪いものをやっつける)、赤血球(酸素と栄養を運ぶ)、血小板(出血を止める)があります。

⑤自分の足を観察しよう

輪になって座り自分でツボを押して、痛いところに黄色のシールを貼る。一人一人を先生が見て回りました。

047

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑥お灸をしてみよう

一人2個、2か所お灸をしてみる。煙がでるので窓を開けて行いましょう。

もぐさの香りで、人体に影響はありません。

⑦夏の疲れに効くお灸

夏は上半身が熱くなって、下半身が冷える。

●百会(ひゃくえ)・・・耳から垂直に上にあげたところと、顔面の真ん中の接点にある。

             ここにしょうがのお灸をする。煙が立たなくなってから頭の上に置くが、頭を燃やさないように注意。一人ではやらない方が良い。

●合谷(ごうこく)・・・親指と一指し指の間にある。

            週に2回ほどお灸をすると良い。良い白血球が増えれば体は良くなる。

質問

●お灸はいくらくらいですか?

A.1つ10円くらいで売っています。

●同時に2つお灸をしてもいいですか?

A.大丈夫ですが、燃えているものなので気を付けて下さい。

●肩こりに効くツボはどこですか?

A.指先で押して痛いところにお灸をしてみてください。腰痛も同様です。

※先生より注意していただきたいこと

●粘膜と太い血管(目で見えるもの)の上にはお灸をしないでください。

●入浴前後は避けてください。

●やりすぎはだめですが、続けてください。

●火をつけて煙も出るものなので、喚気をよくして、やけどに注意してください。

【感想】

●かすや てるこさん

色々なツボの意味がわかった。健康(身体)のツボ、話のツボ(大事なところ)など知っているようで知らない事を知ることができた。また、お灸そのもののやり方が進歩してきたように感じられる。小さい頃に母がお灸をしているのを手伝っていたが、火をつけると煙がいっぱい出て、やけどのようになっていた気がする。今は肌も赤くならないし、やけどもしないので使いやすく手軽にできる。煙が出るのには少し不安があるが、使い方を間違わなければ安全なものだということが今回の教室を通してわかった。

●たけだ みさおさん

お灸は初めて使ったが、とても便利だということが分かった。足が悪いので自宅でできるお灸をしてみたいと思う。

●とても良い教室でした。体を動かすこと中心だったが、今回の教室では体のしくみがわかった気がする。いつもウォーキング中心で、自分たちだけでは分からなかったことがわかり、視野が広がった。

●足のお灸→だんだん熱くなっていって気持ちが良かった。熱いと感じたら、自分で捨てられるし、その時の体調で調節できるのが良いと思う。

●百会のお灸→終わった(はずした)後もじわじわする、縦に入る熱さ。熱いというより蚊に刺されたような痛みだった。